嫉妬

 

ナミの取っている新聞に毎回入る2枚の手配書。
その金額を嬉しそうに眺めてナミは嬉しそうに微笑んだ。
「なにが嬉しいんだ?」
「だって、1億に6千万よ?うれしくないわけないじゃない。」
そういうナミの目は明らかに¥マークだ。
「おまえならさっさと俺達を売り飛ばしそうだな。」
「あら?心外。あたしがそう言う女に見える?」
「見えるから言ってんだろ?」
もう。とナミは頬を膨らませた。だがすぐににやりと笑ってゾロを下からのぞき込んだ。
「でもゾロが1ベリーでも持ってたら売り払ったりしないわよ?」
微笑む顔は妖艶そのもの、上から見る白いふくらみに目を奪われる。
「でも、賞金払うヤツが2ベリーよけいに払うって言ったら売り飛ばすんだろ?」
小さな駆け引き、誘っても誘われても、引っかかった方が負ける甘い罠。
「そうねえ、いい男だったら考えるわ。」
「顔か?身体か?」
「どっちだと思う?」
ふふ。と笑って口元に指を持ってつっとその形をなぞる。
ルージュでも塗っているかのように艶やかな唇をなぞった指をそのままゾロの唇にかすかに触れさせる。
この味を味わいたくば、来いと言うことか。狩りの前の豹を思わせるしなやかな動きでナミの身体が離れていく。
「残念だが俺は1ベリーも持ってねえ。」
「あら?」
「・・・でも金だけじゃ満足しねえだろうが。」
猫の喉をなでるように手でなぞっていくとナミの目がぱちぱちと瞬いた。
そこには先程の誘うような光はなくなり、丸っこい目だけがくるくるとこちらを見ていた。
むっとした顔をして、組んだ足をぶらぶらとさせる。
「最初っから売り飛ばす気なんてないわよ!いくら積まれてもね。」
こつんこつんとつま先でこちらを軽く蹴ってくる。
ゾロはしてやったりと微笑んで、今日の見張りはロビンだったなとほくそ笑んだ。

ゾロお金に嫉妬!!??