甘い

 

「あら、剣士さん。」
キッチンの扉をあけるとそこにロビンがいた。
「・・・。」
それを無視してロビンの横を通り過ぎ、水をコップに注ぐ。
その間、ロビンはじっとこちらを見ていた。
「なんか用か?」
コップを口に運びながら問うと、ロビンが顔を胸元に近付けてきた。
「お・・・おい!」
慌てて押し戻そうとするが、触れる事もためらわれ、手が宙を浮く。
揺れた髪がシャツをくすぐり、ロビンが軽く鼻先を胸に押し当てた。
「・・・おい!!!!」
「・・・やっぱり。」
「あ?」
「甘い匂いがする。」
ゾロは慌てて、自分のシャツをひっぱり匂いをかいだ。

さっき確かにナミを抱き締めてそのまま・・・・だった。
自分ではさっぱり分からないがついてたのかもしれない。
あちこち匂いを嗅ぐがさっぱり分からない。

「ふふ・・・。」
そのときロビンがおかしそうに笑ったのを見てはっと気付いた。

引っ掛けられたのだ。

「当分部屋に戻らない方がいいわね。ごちそうさま。」
ロビンはゾロの肩をぽんぽんとたたいてキッチンを去った。
「くっそ・・・!あの女!」
手にもったコップが壊れんばかりに握りしめた。
そのころナミは甘い匂いに包まれて、心地よい疲れとともに深い眠りについていた・・・。

 

 

 

 

甘い?ゾロとロビンは書いてて楽しい。
大人なお姉さんと弟って感じで。