MEN3

 

眩しい日の光で目が覚めた。
かなり日が高くなってしまっている。
横で寝ている男は起きる気配すらない。
「・・・い・・・た・・・。」
身体のあちこちが痛い。筋肉痛と、よく見るとあちこちに痣ができている。
「・・・もう。」
気持ちよさそうに寝ている男の頭をこぶしでぐりぐりとするとさすがに目を覚ました。
「いってえ!なんだよ!」
「なんだよはこっちよ!見てこの痣!あんたの手の形くっきり!こんな乱暴にするなんてどういう神経してんの!」
腰や腕に残る痣をゾロに突き付け激しく抗議する。
「・・・っせえなあ。の割りにきっちり感じてイっちまってただろうが。」
「そういうこと言ってるんじゃないの!」
気持ちよい音が響き、ゾロは頭を抱える。 身支度を済ませると外はもう日が落ちはじめていた。
「出るのか?」
ゾロも身支度を終えてベッドにごろりと横になっている。
「買い物してくる。」 「明日でいいだろうが。」
「今日は下見で明日明後日で買い込みよ!まったくあんたのせいで一日無駄にした気分だわ!」
めんどくさそうに立ち上がるゾロに一人でいいわよと言い残し、部屋を出た。
まあ、ゾロに見せられない買い物もあるからついてこられては困るという理由が主だが。 通りはまだざわついていた。昨日通った時よりは人は少ないがかえって店を物色しやすいので好都合だ。

何件かの店を見ているうち、数名の男が後ろをついてくるのが分かった。 スカートの上からそっと暗器を確認する。いざとなればこれで倒せる。そんなに強そうなやつじゃない。
時折、後ろを確認しながら歩く。じりじりと間合いを詰めてきている。 背後に急に気配を感じ、暗器に手をかけた。
「ナミすわーーーーーん!」
その後ろから間の抜けた声が聞こえる。
「サンジ君。」
「ナミさん!こんな人込みの中で会えるなんてこれはもう運命としか・・・。」
真直ぐに駆け寄る途中で男たちの存在に気付いたのだろう。
「なんだ?てめえらは!?俺のナミさんに何しようとしやがった!?ああ!?」
そして有無を言わさず怒りのキックが炸裂し、哀れ男たちは空の彼方へ吹き飛ばされてしまった。
「大丈夫ですか?ナミさん。一人で歩くなんてどうしたんですか?あのクソ剣豪は一緒じゃないんですか?」
「大丈夫よ。ゾロは一緒じゃないけど・・・。」
「あいつ、肝心な時に役にたたねえ!」
「今日は一人で買い物したかったの。・・・サンジ君は?」
「ああ、俺も買い出しですよ。珍しい香辛料やら下ごしらえに時間のかかるものは先に買っちまおうと思ってね。」
にっこり笑うサンジの手には確かに様々な食材が入った紙袋があった。
「ここはなかなかいいですねえ。コック魂に火がつきますよ。」
無邪気に笑うサンジ君が妙に可愛く見えた。
「ナミさんはお買い物は終わったんですか?」
「ああ、今日は下見。明日また来るわ。」
「そうですか。じゃあ、この近くにバーがあるんですよ。ちょっと食事でもどうですか?」
「ほんと?そう言えばお腹空いたな。」
「じゃあ、決まりですね。あっちです。」
サンジ君は優しくエスコートしてバーへと私を誘う。

その仕種はゾロとは全く違っていて私はかすかな違和感を覚えた。

 

 

続く

中略(笑)裏でやる予定・・・。(予定は未定)内容がそれっぽくなりました。まだ続く