貞淑な魔女の憂い

 

存分に広いお風呂を満喫し、女同士きゃっきゃ言いながらバスルームから出てきた。
ふと見るとゾロが壁に寄り掛かりながらこちらを見ていた。
「あら?ゾロ。」
ゾロは何も言わずナミの手を取り、ずんずんと廊下を歩く。
「え?え?ちょっと!」

そのまま、開いている部屋に連れ込まれ壁に押さえ付けられる。


「お前、風呂で裸見せたんだって!?」
ナミはああ、あれかとあいづちを打った。
「あれかじゃねえ!どう言うつもりだ!」
ゾロは血管が切れそうなくらいに怒り狂っている。
その様子にナミの悪戯心に火がついた。
「何?焼きもち?」
「なわけあるか!!だいたいそんな簡単に裸みせやがって!恥を知れ!」
やきもちじゃん。と突っ込みを入れたかったが、押さえて、ナミはできるだけ怪しい笑みを浮かべた。
「・・・なんだよ。」
「見せたかったの。」
「はあ!?」
「誰かさんに愛されっちゃったおかげでこんな素敵になりました。ってね。」
するりとゾロの首に手を回しありったけの笑みを浮かべる。
「・・・・・・・・。」
その言葉にゾロの顔がみるみる赤くなる。


これにはナミも驚いたようでしげしげとゾロの顔を覗き込む。
「なーーに?いつもあたしにもっとすごい事言ってる割にずいぶん照れ屋さんねえ。」
「う・・・うるせえ!!だからって見せるこたあねえだろ!!!」
ゾロは赤くなった顔を隠すようにナミから顔をそらす。
「あら?じゃあ、言ってもいいんだ。いつもベッドで言ってるあんたのくどき文句。」
「な・・・!やめ・・・う・・・いいか。サンジには言うなよ。」
「あーら。サンジ君に知られたくないんだー。」
ナミの笑いにひとすじ汗を流した剣豪は半ば頼み込むように懇願する。
「やめろ。な。もうなんだかんだ言わねえから。」
「うふふふ。どうしようかしら?」
「くそ!この魔女が!!」


慌てふためく剣豪が可愛いと、ナミが何度も言うので、怒ったゾロにその素敵な身体を余すところなく御披露するはめになったのはまた後の話。

 

らぶらぶ3
あーーーーーー幸せパンチ!!ジャブ!フック!!アッパーーーーーーーカットーーーーーー!!!!
ぐふう!!こんな技が!?ちくしょうやるじゃねえか!立て!立つんだジョーーーーーー!!!!!
意味分からなくなったので退散!!
補足説明。男の人って女のくどき文句を人に知られたくないんだって。(当社調べ)