夢の中7

 

「うおーーーーー!町だーーー!」


ルフィが羊に乗りながら叫んだ。


「ここには三日滞在ね。食料と水を多めに積みましょう。次の町までけっこうあるから。」


ナミが海図を見ながらテキパキと指示を飛ばす。
ゾロはそれを黙ってみていた。


夕方には皆それぞれに町へと散って行った。
ナミは部屋でがたがたとしていたが間もなく出てきて甲板で大きく延びをした。


ナミはふと俺の存在に気付いたのか振り向いてあんたはいかないの?と声をかけてきた。
気のない返事をして俺はのろのろと立ち上がった。


「お前は行かないのかよ。」
「もう少ししたら行くわ。足りないものもう一度チェックしたいの。」
「ふうん。」

ゾロの気のない様子ににやりと不適な笑みを浮かべる。


「お金ないから遊べない?貸そうか。」
「いらねえよ。どうせ利子3倍っていうんだろ。」
「わかってんじゃん。」


そう言うとナミはまた部屋に戻って言った。


その変わらぬ様子にまたイライラがつのる。


ゾロは船をおりると日が暮れかけた町へと足を運んだ。


ナミは部屋に入ると高鳴る心臓を沈めようと大きく呼吸をした。
「・・・ばれてないよね。」
ナミはぽつりと呟いた。

 

町は大分活気に溢れていた。
市場では新鮮な魚が並べられている。海の近くだと言うのに野菜も豊富だ。
当て所なく歩いていると裏通りの奥の方から声が聞こえてきた。


「お兄さん、遊ぼうよ。」


どこにでもいる商売女か。


「悪いが金がねえ。」


ふと、振り返るとナミが・・・と思ったらオレンジの髪をした娼婦だった。


「あら、いい男じゃない。あんただったらただでいいわよ。ね。」


どうしてこの女をナミだと思ったのか、ああ、そうかオレンジの髪か。
声も顔もナミとは似ても似つかない女。


俺はうわ言のようにつぶやいた。


「いいぜ・・・。」

 

 


「もう、ゾロったらどこ行ったのかしら。」


ナミは片手にメモを持ちながら町を歩いていた。


予想外に荷物が多かったのでゾロに荷物もちをさせようと思ったのだ。
当たりをきょろきょろと見渡すがゾロの姿はない。


出て行ってからそうたってはいないはずだが・・・。
ナミは不安になった。


ふと、裏路地に見覚えのある緑の頭が目についた。


「ゾロ・・・。」


声をかけようとして隣に女の姿をみて声を飲んだ。


ゾロはどう見ても娼婦と見られる女と暗い路地へ消えて行った。


「・・・ゾロ・・・。」


その女は誰?どうして一緒にいるの?

 


ナミの頬を涙がつたった。

 

 

あ。やっちまった。

健全なゾロファンにおわび致します。
うちのゾロはそれなりにそれなりです。(?)
清いゾロをお求めの方には大変申し訳なく思っていますが、
そこはそれ。
しょせん私の書くものは少女マンガ(?)なんで・・・。
続く。