夢の中5

 

キッチンに行くとサンジが夕食の片づけをしていた。


「酒くれよ。」
「そこら変にあるの適当に飲みな。」
サンジは振り向きもせず酒の入っている棚を指さした。


俺は強そうな酒を選んだ。


最近、情けないことに飲んでないと眠れない。


サンジは手際よく皿を片付けている。


「なあ、処女って抱いた事あるか?」
俺の問いにサンジは皿を落とした。
「急に何聞きやがる!」
額に汗を浮かべながらサンジは振り向いた。
「あるのかよ?」
ゾロはひとくち酒を口に含むと目だけをサンジに向けた。
サンジは一呼吸おいてから腰に手を置き、自信満々に答えた。
「ふ、俺を誰だと思ってる。海のコックさんだぜ!」
「ねえのか。」
「最後まで聞きやがれ!!!」


どうやら図星だったのか、ぶちぶち言いながらグラスを持ってテーブルについた。
「飲むのか?」
「当たり前だ。こんな話、しらふでできっかよ。」
手酌で酒を注ぐとグラスの酒を一気に飲み干すとゾロの方を向いた。
「急に何聞いてんだよ。お前はどうなんだよ。」
「・・・。」
ゾロは何も言わず黙った。
感のいいサンジはなるほど。といったふうにうなづいた。
「なんだ?前の街で引っ掛けた女でもいんのかよ。」
「っせーな。」
ゾロは言葉を遮るようにサンジに酒をついだ。
「おーおー、強がってよ。どうせ扱いに困ってこのラブハンターに助けを求めたってところか?」
「・・・。」


図星と言えば図星。相変わらず察しがいいのサンジに目線をおくり、またグラスへと落とした。


相手がナミと言う事は黙っていよう。

 

ゾロはそう考えた。


「んで?何を聞きたいんだ?場合によっちゃあ、ご指南してやるぜ。」
煙草をふかしながらサンジが偉そうに反り返った。
「・・・ただ初めってつーのはかなり痛いっつーからそんなんで男とヤるってのはどんなもんか不思議に思っただけだよ。」

「ああ、そうらしいな。気絶する事もあるらしいぜ。」

サンジは椅子をギシギシ鳴らしながら話しはじめた。
「・・・まじかよ。」


ゾロはミホークに切られた傷を触った。

 

あの時でさえ意識を失う事はなかった。
これ以上の痛みと言う事なのか・・・。

 


「だからたいていの女は好きなやつとしか最初はやりたくないんだろ?」
「なんでだよ。」
「そりゃ、あれだ。好きな男とならいたくても耐えられるって事だろ?」
「ふうん。・・・でも酔った勢いでつーこともあるだろ。」
「ああ、そりゃな。でも好きな男とじゃなきゃ安心して酔っ払えねえだろ。ヤられるかも知れねんだから。」
「・・・。」
ゾロはグラスを置いた。
「おい、自惚れるんじゃねえぞ。もしかしたら若気の至りって事も考えられるからな!ったく。なんでお前が・・・。」
なおもぶつぶつ言いながらグラスを空ける。
「・・・そんなんどうやって見分けんだよ。」
「ああ!?馬鹿かてめえは抱いてりゃわかんだろうが!童貞かよ!?」
「なわけねえだろ!お前だろ!童貞は!!」
「ああ!?なんだこら!俺の愛の遍歴を聞きてえってのか!?」
まるで子どもの喧嘩のようにサンジと言い合った。


いけすかないやつだが男同士の話となると年が近いせいか話があう。

 

ナミは何を思って俺に抱かれたんだ?
抱いてりゃ分かるって覚えてないんだから確かめようがない。

ナミをこれ以上泣かせたくない。

 


それにしても今日の酒はなぜか苦い。
いくら飲んでも酒の味がしない。


ナミと飲んだ酒はあんなにうまかったと言うのに・・・。


 

続くってさ。

なんか・・・前から思ってたんだ好けど、
私って文章力がないっす。
こう・・・いう感じの(当社比)文章を
書きたいんですけけど。