美しい航海士に捧ぐ

 

優しく唇が重ねられ、それにすらぞくぞくとする。
ゾロの身体から微かに甘い匂いがすることにナミは思わず笑った。
「どうした?」
不思議そうに聞くゾロにナミはゾロの首に腕を絡ませながら言った。
「なんか、ゾロからいい匂いがするからおかしくて。いつも汗と血の匂いしかしないし。」
「いやか?」
ナミが言うとやや心配そうにゾロが聞いてきた。
「ううん。いい匂い。サンジ君にされたの?」
「ん・・・まあな。大丈夫か?いやじゃないか?」
ゾロがあまりに心配そうに聞くのでナミは首をかしげた。
「大丈夫よ。なんで?」
「・・・いや。お前がいいならいい。」
そういって首筋に唇を這わす。


「・・・ん・・・。」
徐々に下に降りていく唇にナミは期待と快楽に震えた。
薄いキャミソールに熱い手がゆっくりと入ってくる。
「ん・・・。」
鼻にかかった甘い声に誘われるように手がナミの胸へと伸びる。
「・・・ゾロ・・・。」
胸に熱い手が触れるのを感じながらナミはゾロの唇を求めた。
重ねた唇から途切れ途切れに吐息が漏れる。
手の中の突起は固く、ゾロの手を楽しませる。時折指で摘むとさらに声は大きくなっていく。
早く白い肌を見たくて、キャミソールを脱がせ、あらわになった身体にゾロは喉を鳴らした。
肌を合わせたくて、自分のシャツを脱ぎ捨てようとするとナミの手がそれをとめた。


「ナミ?」
「・・・せっかくカッコよくしてもらったんだから・・・そのままがいい・・・。」


恥ずかしそうに微笑むナミに唇を重ね、火照りはじめた身体を手でなぞる。
「・・・ん・・・。」
いつもより素直に快楽を表現するナミに、ゾロの身体も熱くなりはじめた。
ナミに唇を吸われ、その気持ちよさに溺れそうになる。
瞳はいつもよりも潤み、腰はゾロを誘うように動く。
潤んだ部分に唇を寄せると、いつもなら恥ずかしがって閉じようとする脚も、力もなくゾロに任せている。そこは少しの刺激に熱い喜びを漏らす。


サンジのくれたコロンのおかげか、いつもと違うゾロに酔いしれているのか分からないが、その日のナミはいつもより開放的だった。


「あ・・・ん・・・。」
白い喉をのけ反らせ甘い声を出す。
熱い部分に指を入れるとそれだけでナミの身体が大きく跳ねた。
「あ・・・!ん・・・ゾロ・・・!」
指でナミを刺激しながら唇を吸い、舌でナミを翻弄する。
「は・・・!あ・・んん!!」
濡れた音は激しさを増し、ナミの身体がどんどん桜色に染まる。
「・・・ナミ・・・」
掠れた声でナミの耳もとでささやくとそれだけでナミの身体がびくりとはねる。
「・・・ん・・・。あ・・・ゾロォ・・・。」
細い腕はゾロの首に回され、悩ましげな声が耳をくすぐる。
「・・・もっと気持ちよくしてやるよ・・・。俺にはこれぐらいしかしてやれないしな・・・。」
耳たぶを軽く噛みながら囁くと大きなため息がナミの口から漏れた。


「もう・・・ゾロがいてくれるだけでいいよ・・・。なにもいらない・・・。」


吐息まじりに囁かれる言葉にゾロの心臓が大きくどくりと跳ねた。
自分の腕の中にいるナミが愛おしくて思わず桜色の唇をむさぼる。


早く自分をナミの中でむちゃくちゃに突き動かしたい欲望と腕の中にしなだれかかってくるナミをこのまま快楽に溺れさせたい気持ちがゾロの中でせめぎあった。


前をはだけているとは言え、シャツは体温の共有をさまたげているようでもどかしい。
少しでもナミの熱を感じたくてきつく抱き寄せる。
首元にナミの唇の感触を感じ、それだけでイッてしまいそうになる。


どうしたらもっと感じてくれる?
どうしたらこのもどかしい気持ちを伝えられる?


やがて我慢がならなくなったのかナミがゾロのシャツに手をかけ、肩からするりと脱がせた。
やっと直接お互いの肌の熱さを感じ、ナミが安心したようにため息をついた。
「ナミ・・・。」
ゆっくりとベッドに横たえ、頬をなぞる。


「ゾロ・・・プレゼント・・・くれる・・・?」
顔を赤らめて言うナミの言葉を受けて、ゾロがナミの脚に手をかけた。
「・・・ん・・・。」
内腿にキスを落とし、すでに固くなった自分自身をゆっくりとナミの中に沈める。
「・・・あ・・・・!」
細い身体が反り返り、眉をひそめる様子は薄明かりの中でやけに美しく見えて、それに誘われるようにゾロは熱く潤み切った中を進んでいった。
「ん・・・ん!」
ナミはそった反動で大きく身体を起こし、ゾロの腕にしがみつく。
「・・・きついか・・・?」
その頭を撫で、ゾロが心配そうに囁く。
「ちが・・・う・・・。」
ナミがふるふると首を振る。唇は震えながら熱い吐息をこぼす。


「・・・すごい・・・気持ちいい・・・の・・・。」


潤んだ瞳で見つめられ、理性が飛ばない男などいるだろうか。
ゾロはゆっくりと、次第に早くナミの中を突いた。
「あ!!あ・・・ん!!あ!」
一気に頂点まで登り詰め、ナミは身体を小刻みに震わせた。
その後もまたゾロに翻弄され、日が変わるまで幾度も甘い声が部屋に響いた。

 

 

 

「どうしたんだよ。」
終わった後、ぐったりしているナミはぷいとそっぽを向いたままだった。
肩を揺さぶってもこちらを向く様子もない。
乱暴にやりすぎたか、いや、普通にやりすぎただけか。ゾロは困惑していた。
「・・・だって・・・ああ!もう!なんで私あんなこと!!!」
抱かれている時とは打って変わって現実味を帯びた声に少し残念な気もしたが、どうやら自分のしたことにかなり恥ずかしがっているらしい。
「あんなことって・・・気持ちいいとか、プレゼント欲しいとか・・・。」
「きゃーーー!!!言わないでよ!一生の汚点よ!汚点!!」
「そこまで言うこたねえだろ。まあ、それでこっちも燃えたし。」
「きゃーーーーーーー!あんた!さいってーーーー!大体皆が私達こんな事してるって知ってるのよ!少しは恥ずかしいとかないわけ!?」
「ねえなあ。」
背後にどーーんという効果音が付きそうなほどさらっと言われ、ナミはのけ反った。
「ばかばかばかばか!!!もーーー!馬鹿!!!あの時の私は私じゃないの!!あんたなんか盛ったでしょ!」
ナミの言葉にゾロは口籠った。
その反応をナミは逃さなかった。
「・・・盛ったのね!!もう!変態!馬鹿!」
「俺じゃねえよ!サンジだよ!!」
「もう知らない!!」


またぷいとそっぽを向かれたので、ゾロは後ろから抱き寄せ、誕生日だからなんでもありだろ?と囁いた。


それに少し落ち着いたのかナミは身体の力を抜き、ゾロに身を預けた。

 


寝るまでの間、ナミはずっと「誕生日だし。いいよね。」と自分に言い聞かせるように呟き続けた。


 

 

 

 

誕生日・・・にかこつけたただのラブラブ話なような気が
しないでもないです。
この時期は皆さんナミの誕生日で盛り上がっててすごく嬉しい!
表の小説ともどもフリーですのでもらっていこうかなーーーー?
という方は遠慮なくどうぞ。